本の庭

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東京・池袋01

池袋を歩きました。

 

まずジュンク堂へ行き、池袋ネタを収集し、観光本を中心に池袋の既存イメージを探りました。やはりサンシャインが池袋の象徴になっている様です。

 

そのサンシャインにのすぐ近くは乙女ロードと呼ばれるサブカルチャーの街が接し、さらに駅側にはヤマダ電機ビックカメラなどの家電量販店が立ち並ぶ電気街があります。

 

駅北口には中華街にも目される街があり、少し奥には繁華街が広がり、西口には芸術劇場や立教大学など、文化や学術の拠点と、その周辺には飲食店が点在しています。

 

さらに、現在は再開発が進んでおり、来年秋までに東口には首都圏最大級のシネコンを有するキュープラザ池袋が開業、西口公園には野外劇場がオープンする様です。

 

既に再整備されて2016年4月にリニューアルオープンした南池袋公園は、多くの親子連れや若者が訪れる人気の公園になっています。

 

街のイメージは、再開発によって大きく変わるものです。

 

サンシャインを起点にして駅側へと歩くことにしました。

 

サンシャイン近くに来ると、ちらほらとコスプレイヤーがいます。何かのアニメのコスプレのよう。

 

さらにサンシャインに近づくと、コスプレイヤーがますます増えてきました。どうやら、アニメイト・ガールズ・フェスティバルというイベントをやっているためでした。

 

サンシャインの脇にある公園では複数のテント屋根が並び、無数のコスプレイヤーたちが集まっていました。

 

トレーディングと呼ばれる、キャラクターのグッズ交換も街の到る所で行われています。池袋のサブカルチャーにはすごい勢いを感じます。

 

そこから乙女ロードを通り、WACCA池袋という2014年に開業した商業ビルに行きました。

 

ここの2階には天狼院書店という一風変わった本屋さんがあります。

 

本は読み物というだけではなく、その先の行動や思考に至るプロセスを含めて本とするということをコンセプトに、イベントなども広く展開している書店だそうです。

 

それから、駅北側の繁華街に入り込みました。

 

繁華街は、店舗の明かりや音が通りまで漏れ出ていて、明るく賑やかな雰囲気ではあるものの、通りを歩く歩行者はみな個別の関係性に完結した孤独な群衆です。

 

最後に、北口に繋がる歩道橋を渡りました。

 

他の副都心にも類似していますが、池袋は線路によって東西が分断されていて、それを前提に東西別々に街が形成されています。

 

その分断を結ぶ無味乾燥とした歩道橋は、不気味に光る電灯の明かりに照らされて、自動車と電車の騒々しい通過音が数分毎に繰り返されているだけの、都市のバックヤードとも言うべき空間でした。

 

ですが、こういうバックヤードからこそ見えてくる景色もあるものです。

 

バックヤードの暗がりから見える都市や電車の明かりはひと際まぶしく見えていました。