本の庭

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沖縄04

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最強食堂とは、なんと大げさな店名でしょう。

 

店名もさることながら、この看板の主張も強い。

 

最強食堂っていう誇張した店名をさらに誇張した看板です。

 

誇張に誇張を重ねて、数学でいうと2乗をさらに2乗して、4乗しているような看板。

 

一体どんな料理だしているのでしょう……。

 

この最強食堂は、那覇空港に到着した初日に市内に向かって歩く途中で見つけました。

 

沖縄には4泊5日の滞在でしたが、この間に移動をしている途上では、他にもいろいろな変わった看板を発見したのでした。

 

そのすべてを写真には撮れなかったのですが、その一部をまとめようと思います。

 

ところで、この旅行では事前に結構頑張って旅の準備をしたのでした。

 

訪れる場所については、典型的に観光地化された場所、つまり普通の観光地を巡ること(王道的観光、とします)に加えて、最近学問的にも研究が盛んなダークツーリズム、そしてアクチュアルイシューに関する場所を観光すること(政治的観光、とします。これは関係者の感情を少し煽ってしまいかねないのですが、むろんその意図はなく、そうならぬよう配慮しました)という3つの観光的なテーマを設定しました。

 

テーマごとに巡れればよかったのですが、地理的な課題からテーマはごた混ぜに行き先を決めたこともあって、1カ所の観光だけで色々と考えさせられることもあれば、複数の場所を巡ることで考えが生まれてくることもありました。

 

この日記では、いくつかを巡った後に考えたことをまとめようと思います。

 

今回の王道的観光で回ったのは、王朝誕生以前から琉球文化、現代消費社会に関わるところの内でいわゆる観光地化されたところでした。

 

それが古宇利島や久高島、やんばるの森、牧志公設市場オリオンビール工場などなど。

 

それらを回りながら度々気になったもの、それが看板です。

 

2日目に古宇利島に行ったとき、例の対になったハートロック近くで見つけた看板がこちらです。

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駐車場にあえて「絶景」を足す気持ち、それは理解しますが、それにしても主張が強いですね。結局駐車場には行かなかったのですが。

 

その古宇利島から那覇への帰り、座喜味城址に行ったんですが、その時に城の石垣の上にあった立ち入り禁止の看板がこちらです。

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ここも公的な観光施設だと思いますが、それでも単純に「立入禁止」ではなく方言で書くところにはユーモラスが無くはないでしょう。

 

でも、その奥には「立入禁止」って書いてある看板があったんですが。

 

最後に、3日目に行った牧志公設市場からの帰りに国際通りで見つけたホテルの看板がこちらです。

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「ヒューマンなホテル」って、いったいどういうことなんでしょうか。

 

「シーサー・イン」とあるから、シーサーが泊まるホテルではないということでしょうか……。

 

写真に残せたのは以上の4枚だけでしたが、その他にもいろいろな看板がありました。

 

それも、意図的なユーモラスから、意図を解せない看板から様々。

 

これはやはり過剰な観光地化のせいもあって、地元民のみならず観光客に向けて印象を残すためのゴリ押しの看板が増えているという、看板の競争原理が働いているのではないか、なんという想像をしてしまいました。

 

これも沖縄の王道を作る要素になりそうな気がします。